今日は「あぐらで腰が痛む」「お尻を付けた状態で腰が痛む」と言う方の腰痛を書きます。

 

日本の生活様式は現在は少しずつ欧米化になり畳の部屋が少なくなりフローリングの部屋が主流になってきていますね。しかし、ソファーを置いてもフローリングに座ってソファーを背もたれにして座っている方が多いのでは?骨盤は立位では本来軽度前傾(骨盤が軽く地面の方向いている)が理想ですが、地べたに座る姿勢は逆に骨盤を後傾方向にしてしまいます。そして大半の方は背中が丸くなり(円背の猫背)良い姿勢とは言えません。若い時は関節も筋肉にも柔軟性があるためあまり痛みの出現が見られませんが、年齢と伴にこの姿勢で座ると痛みが出現する方が多くみられ、立ち上がる時に背中がなかなか伸びない状態にもなります。

 

腰の過剰な後傾は腰や骨盤周囲の筋肉や関節を後方へ引っ張る状態になるため疲労で筋肉が硬くなっている方や年齢により筋肉の硬化がみられたり、姿勢的なアライメントが崩れている方は余計に筋線維と関節に負荷がかかるために痛みが出現します。

掘りごたつの椅子様式では骨盤が後傾しない為痛みが出にくいので飲食店でのテーブルでは喜ばれるスタイルですよね。でも椅子に座った状態でも背中を丸める様な(猫背)不良な姿勢は起き上がる際に腰や背中に痛みが出やすく良くありません。

予防方法は不良な姿勢をしない、硬くなった筋線維と関節を緩めるためにストレッチと適度な運動。

腰周囲の筋肉の調整と必要な方はアライメント調整で痛みの緩和が期待できるのでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

 

                                                ストレッチ2