冷えには心肺機能と代謝の関与が大きいです。

 

「手足が冷たい」という言葉はよく聞くと思います。血液によって栄養と酸素を運ぶ血管は全身に張りめぐらされていますがその循環は心臓というポンプ一つで行われて補助的に腹式呼吸による内臓、お腹の動きや身体を動かす事により筋肉などの伸び縮により血管が押されたり緩んだりすることにより血液が運ばれています。

①筋肉量の低下:基本的には痩せている方が寒がり多く、肥満の方が暑がりが多いです。外気からの冷えを守る「鎧」筋肉も少ないため熱を奪われやすい状態になり身体の中を走行している血管を温める事も出来ません。

②代謝の低下:年齢と伴に代謝の低下が現れる年齢になると女性に限らず男性にも冷えが多くみられます。

③内臓機能の低下:これは年齢に関係なく増血作用の弱い方(貧血)や胃腸の弱い方、生殖器系の弱い方は冷えを訴える方が多くみられます。

④運動量の低下:すべてにつながりますが運動により筋肉、代謝、内臓の動きに関与します。

 

予防は①適度な運動はすべてにつながります、筋肉、代謝、内臓の動きを助けてくれます。室内で出来る運動でもよいので一日1回を目標にして下さい。②食事、たくさん食べれば良い訳ではなく鉄分、発汗作用のある食事などを食べる様にしましょう。③治療、硬くなった筋肉は逆に血液の流れを悪くしてしまいますのでやはり筋肉は押す抵抗に跳ね返すような弾力が理想ですので筋肉を緩めてあげましょう。また鍼治療やバランス治療もおすすめです。

それでも急には変わらないので後は衣服で調節してあげて「冷え」からくる不具合を防ぐ工夫をしましょう。

 

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