傷めた部位についてこの様な質問が時々あります「温めた方がいい?それとも冷やした方がいい?」
今日はそんな質問に対して書きます。
急性傷害はRICEと言われるものがあります。
R → Rest(安静) 患部を動かさず安静にさせる。
I → Ice(冷やす) 負傷した部位を冷やす。
C → Compression(圧迫) 負傷した部位に圧迫し出血を防ぎ固定。
E → Elevation(挙上) 負傷した部位を心臓などより高い位置に保ち出血を防ぐ。
これはあくまで外傷性によるものなので全てに当てはまるものではありません。
しかし負傷した直後は「冷やす」事は重要であり、初期の処置は後の予後に大きな差を生む場合も多々あります。
受傷直後の「腫れ」「熱感」「痛み」に対してはまず冷やす事をお勧めします。(捻挫、打撲、挫傷など)
ただし冷やすときに直接氷などを患部に長時間押し当てるようなことは止めましょう。出来ればハンカチやタオルなどを当てた状態が理想です。状態にもよりますが数日アイシングの処置をする事が望ましいです。
受傷直後から数日間はお風呂に浸からずシャワーをお勧めします。
温める時はどんな時?
身体は基本温めてあげた方が身体はスムーズに動きやすいでしょう。腫れ、熱感が無い場合は温める事は悪い事ではありません。
運動直後、負傷部位に腫れ、熱感がある場合は例外となります、また温めるとズキズキ痛む場合は患部に炎症があり、温める事で血液循環が良くなり炎症の拍動痛が強くなる場合はすぐに止めましょう。
症状や患部についてわからない場合は専門医の受診をお勧めします。
当院では包帯やテーピングなどによる固定やその後の施術やなどお気軽にご相談下さい。