今日は頸部(首)の部分の重要性を書きたいと思います。

 

頸部の不具合にも様々あります。「痛み」「シビレ」「肩こり」「自律神経障害」「頭痛」「不眠」「疲労感」「循環障害」など直接的、間接的原因となり様々な部分への不具合につながります。

 

頸部は広い肩幅から急にくびれる様に細くなり重たい頭を支えています。頭部には人間で一番重要な中枢となる「脳」が入っている部分でその脳から出る体中を巡る伝達方法の脊髄神経が出ている部分でもあり、また心臓から流れる血液に含まれる酸素や栄養物質も細い頸部の血管を通り脳に供給している重要な部分ですが皆さん意外とその重要性を忘れがちな方も多いのが現状です。

また頸部から続く後頭部付近には延髄などは様々な中枢部分が集まっているところでもあります。

 

そんな重要な神経や血管が通る頸部ですが動きに対しても複雑な部分です、屈曲、伸展、左右側屈、回旋(捻転)など様々な方向に動くように筋肉の支持があります。そのために不具合も多く発生すると考えます。

頸部は軽い前弯(ぜんわん・前方に反り)があります、これは重たい頭を支えるためや、地面からの衝撃を吸収するために前に反る事によりバネの様な役割をしています。

 

上記に挙げた症状はすべてにつながると言ってもいいです。頭痛の方は肩こりや不眠や疲れを訴える方も多く、肩こりの方は循環障害や神経障害を起こしている方もいます。

 

頸部のどこに悪さがあるか?その原因は頸部だけの問題か?その他身体の動き捻じれなどはどうか?など診ていく必要性があります。

単なる『 肩こり 』だからと安易に考えるのは良くありません、硬くなった筋肉の中や下部には様々な神経や血管の通りがあり締め付けられる事につながります。疲れた状態はどこかでメンテナンスをしてあげる事が重要になります。

 

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